健康を守るための第一歩!鳩のふんの掃除方法と気を付けたいこと
ちょっと公園にいけば鳩を見かける “鳩”。「かわいい」「気持ち悪い」というように鳩の印象は人によって分かれますが、人々の日常生活に身近なことは確かです。そんな鳩はベランダに来ることも珍しくありません。気がつけば、ベランダに鳩のふんがいっぱい…なんていうこともあります。
実は、鳩のふんを放置しておくことは、私たちにさまざまな悪影響を及ぼします。そのため、鳩のふんに気がついたら、しっかりと鳩のふんを掃除する必要があります。
今回は、鳩のふんが危険な理由や、ふんを掃除するときに気をつけること、そして具体的な掃除方法をお伝えしていきます。現在鳩のふんでお悩みの方も、今後の参考にしたい方も最後まで読んでいただけたら幸いです。
▼ベランダにある鳩のふん…それ、危険です!
知らない間に鳩のふんがあるけれど、鳩のふんだし放っておけばいいか”と安易に考えるのは危険です。実は、鳩のふんには私たちにさまざまな悪影響を及ぼします。ここでは、鳩のふんが私たちに及ぼす影響をお伝えしていきます。
【鳩のふんがもたらす悪影響】
鳩のふんが私たちに及ぼす影響はさまざまなものがあります。
・清潔感・美観が失われる
ベランダに鳩のふんがあると、美観や清潔感を損ねてしまいます。特に美しい外観を大切にしているマンションなどで、鳩のふんがベランダにあると、それだけで悪影響です。また、鳩のふんは見た目だけでなく、匂いも伴います。
自分のベランダや、隣の近所の人のベランダに、大量の鳩のふんが放置されているのは、誰が見ても気持ちのいいものではないでしょう。
・金属を腐食させる
鳩のふんは見た目やにおいだけでなく、金属を腐食させてしまいます。鳩のふんには微量ながらも酸成分が含まれており、ふんが蓄積されるほど金属を腐食させてしまうのです。
・病気やアレルギーの原因になる
鳩のふんは私たちの健康状態にも悪影響を及ぼすおそれがあります。鳩自身も病原菌や寄生虫を持っていることがありますが、ふんが原因で病気になったり、感染症に感染することがあります。
鳩のふんが原因で感染する病気として、オウム病や、クリプトコックス症が知られています。病気に感染する以外にも、ふんに付着しているハトジラミはアレルギーの原因になるので、注意が必要です。
【なによりも、鳩を近づけないことが大切】
鳩のふん対策の第一歩として、まずはベランダを鳩を近づけないことが大切です。鳩は帰巣本能を持っているので、月日が経てば経つほど、一度気に入った場所から追い払うのは難しくなります。そのため、鳩対策では早めに追い払うことが何よりも重要なのです。
鳩を追い払う方法として、ベランダにネットをつけることや、剣山を設置すると市販で売られている忌避剤を散布することがあります。ますは、鳩をベランダに近づけないように気をつけましょう。
【鳩のふんを見つけたら、すぐに掃除しよう】
先述したように鳩は帰巣本能を持っているため、自分のふんが残っていると、鳩は人間が来ない安全な場所と認識をしてしまします。そうなれば、追い払うのは難しくなるばかりです。鳩のふんを見つけたらすぐに掃除をするようにしましょう。
ちなみに、鳩がまだ寄り付いていない場所でも、忌避の一環として掃除を定期的におこなうことが大切です。これは鳩の“人の手入れが入った場所には近づこうとしない”という習性を利用した忌避方法です。鳩に近づいてほしくないベランダは、普段から定期的に掃除してきれいにしておくことをおすすめします。
▼ふん掃除をする前に気に留めたい2つのこと
鳩のふんには多くの病原菌や細菌が付着しています。だからこそ、鳩のふんをするときには気を付けなければなりません。ここでは、鳩のふん掃除をするときに気に留めたいポイントをお伝えしていきます。
【「掃き掃除」はしないこと】
掃き掃除をすると、空気にのって、鳩のふんに付着していた病原菌やウイルスが空気中に舞ってしまいます。もしマスクをしないで掃き掃除をしたら……病原菌が体内に入ってくると考えるとぞっとしますよね。健康のために、掃き掃除は避けるべきといえます。
【掃除道具は使ったら捨てること】
道具を使って掃除をすれば当然鳩のふんは付着します。そうなれば、必然的にふんに付着している細菌などもついています。菌を家周りに溜め込まないために、鳩のふん掃除が終わったら道具をすべて捨てましょう。
【風が強い日の掃除は避けよう】
乾燥したふんを誤って吸ってしまうことや、室内の空気に細菌が混ざることを防ぐために、風の強い日は、掃除は避けるようにしましょう。
【消毒液がお隣さんの迷惑になることも】
鳩のふん掃除をした箇所を殺菌するために、消毒液を使う人も多いかと思います。しかし、消毒液は匂いがかなり強いため、匂いがご近所さんのもとへ届いて迷惑になる可能性があります。消毒液を使用するときはご近所さんへ言葉をかけ、本当に必要なときのみ使用するなどの配慮が必要です。
【掃除する場所の荷物を片付けよう】
ふんの粒子や消毒液が荷物や洗濯物に付着することを避けるためにも、荷物や洗濯物を片付けるようにしましょう。荷物や洗濯物を片付けたほうが、きれいに鳩のふんを落とすことができます。
▼家にあるものでOK!必要なものをそろえよう
ここからは、鳩のふん掃除に必要なものをご紹介していきます。揃えるのはそれほど難しくありません。家にあるものを中心に道具を揃えましょう。
【掃除道具リスト】
・ビニール袋
鳩のふんをいれるビニール袋を用意しておきます。袋を二重にすればさらに頑丈に密封できるのでおすすめです。
・使い捨てマスク
細菌の感染のほとんどは、口から細菌が入ることによって感染します。そのため、菌を吸い込まないように、しっかりと口元をマスクで覆う必要があります。とくに風の強い日に作業するときは、マスクを二重にするなどして吸い込まないようにしましょう。
・新聞紙
ふんを拭き取るときに使用するものです。新聞紙は私たちに身近で安価である上に吸水性が優れているため、新聞紙は最適です。新聞紙が手に入らないときは、キッチンペーパーなどの圧手で大判のもので拭きましょう。
・消毒液
鳩のふんには多くの菌や細菌が付着しています。それらの細菌を除去するために便利なのが消毒液です。ふんを取り除いたあとに仕上げとして使いましょう。
・ゴム手袋
菌は目で見ることができないので、素手で掃除すると知らないうちに手に菌が付着していたということも考えられます。そうならないためにも、しっかりとゴム手袋をして、手に菌がつくのを防ぎましょう。
・エタノール
エタノールは、防菌のために使います。鳩のふんの掃除が終わったあとに、知らず知らずのうちに菌が身体についているかもしれません。
腕や足をエタノールで消毒してから家の中に入るようにしましょう。家にエタノールがない場合は、制汗シートにもエタノールが含まれているので、体を拭くことでも消毒効果が期待できます。
・柄が長いモップなど
柄が長いものを使用することで、鳩のふんから距離をとることができ、より安全です。また、使い終わった掃除道具は、菌がついているので捨てるようにしましょう。
【自分の保護も完璧に】
鳩のふんを対処するときに、自分が病気に感染しては意味がありません。万全の格好をして掃除をするようにしましょう。マスクとビニール手袋は必ず着けてください。また、服装は可能な限り長袖長ズボンを心掛けましょう。
▼いよいよ掃除!自分でできる2種類のお掃除方法
ここからは、鳩のふんの掃除方法についてお伝えしていきます。自分で試せる簡単な手順なので、道具が準備できたら実行してみましょう。
●ふんが湿っている場合
1.鳩のふんを、エタノールなどで湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで拭き取ります。
2.使用した新聞紙やキッチンペーパーは捨てる
この2ステップをふんがきれいになるまで繰り返します。
●ふんがこびりついて取れない場合
1.固まったふんの上にお湯を垂らして、ふんを柔らかくする
2.しばらくすると柔らかくなるので、それを拭き取る
3.その後はエタノールで湿らせた新聞紙やキッチンペーパーできれいに拭き取る
【自分で掃除しても取れないふん…プロの出番です】
先ほどご紹介した方法なら、自分で鳩のふんを掃除することも可能です。しかし、ときにはこびりついてしまってなかなかきれいになってくれないときもあるでしょう。また、ベランダは高所での作業になるため、作業は困難を極めることもあります。
そのようなときは、プロへの依頼を検討してみるとよいかもしれません。安全かつ迅速に対応してくれますよ。業者に相談するときは、複数の業者で見積りをしてもらって、追加料金の有無やアフターケアの有無を確認しましょう。
電話対応や口コミや評判を参考に業者を選ぶと、自分にぴったりの業者を見つけることができます。
▼まとめ
今回は、鳩のふんの掃除についてご紹介しました。公園に行けば見かける鳩だけに、ベランダにいたり、ベランダにふんがあっても、気にかける人も多くないかもしれません。しかし、見た目や匂いだけでなく、鳩のふんは私たちの健康状態にも大きく悪影響を及ぼします。
鳩のふんはしっかりと処理する必要があります。また、鳩は自分のふんがそのまま放置されていると安心してかた帰ってきてしまうので、いつも清潔なベランダ保つことも大切です。
今回ご紹介したように自分でも簡単に掃除をすることができます。しかし、ふんが大量だったり、こびりついて取れなかったりと掃除に困難を極めるパターンもあります。
そのようなときは業者の方に相談してみてくださいね。その際は、複数の業者間で相見積りしてみるなどの方法で、一番信頼できる業者を見つけてみてください。
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