鳩の菌は恐ろしい!感染を予防するために覚えておきたい基礎知識

鳩の菌は恐ろしい!感染を予防するために覚えておきたい基礎知識

 

私たちの暮らしにとても身近な存在である鳩。平和の象徴ともいわれる鳩は、公園や川辺などで日常的に目にすることも多いでしょう。気づいてみれば鳩に周囲を囲まれていた、という経験をしたことがあるかたも、たくさんいるはずです。

しかし、そんな鳩には無数の菌が宿っているといわれたらどうでしょうか?ついつい餌をあげてしまいがちな鳩には、じつは私たち人間にも害をなす、とても恐ろしい菌が宿っているのです。今回は鳩の菌にまつわるさまざまな事実について、お伝えしていきます。

 

 

▼鳩の羽毛やフンが菌を運んでいます

毎日の生活でよく目にする鳩。そんな鳩には、恐ろしい「病原菌」がついています。しかも、そのうちのいくつかの菌は人間にも有害な「人獣共通感染症」を引き起こします。その事実を知らないと、不用意に鳩に近づき感染してしまうこともあるでしょう。

鳩が持つ菌は鳩自身だけではなく、その羽毛やフンにも宿っています。そのため鳩に触れたり近づいたりしていなくても、感染症にかかってしまうこともあるのです。空気中に漂うフンや羽根の細かい粒子から菌に感染する可能性もあるため、厳重な注意が必要です。

 

▼鳩の菌がもたらす「人獣共通感染症」について

鳩の菌がもたらす「人獣共通感染症」について

 

「人獣共通感染症」とは人間と、人間以外の「脊椎動物(せきついどうぶつ)」が感染する病気を指します。シンプルに「人間と動物の両方が感染する病気」と考えてもよいでしょう。ここでは鳩の菌がもたらす人獣共通感染症の種類を、いくつか解説します。

 

【クリプトコッカス症】

クリプトコッカス症の原因になるのはカビの一種。「クリプトコックス属真菌」がその病原菌です。鳩以外にも猫を媒介にすることもあります。鳩の、とくにフンにはこのクリプトコックス属真菌の餌になる成分が豊富に含まれており、人間は乾燥したフンの粒子を吸うことによって感染します。

大人のかたが感染することは稀(まれ)ですが、小さなお子さまが感染してしまうことはよくあります。鳩や鳩のフンにお子さまが近づかないように注意しましょう。

 

【鳥インフルエンザ】

「鳥インフルエンザ」の言葉を、耳にしたことがあるかたも多いでしょう。鳥を中心に感染する感染症で、鳩も例外なく感染します。野鳥に感染することは少なく、人間に感染することも稀ではありますが、これまでに世界中で広がったこともある感染症です。

 

【トキソプラズマ症】

「トキソプラズマ」によってもたらされる感染症。多様な動物に感染する可能性があり、鳩や人間も例外ではありません。人間の場合、成人であればその症状は非常に軽微。軽い風邪のような症状ですが、妊娠しているかたに感染した場合は、胎児に影響が出る可能性もあるので注意が必要です。

 

【ヒストプラズマ症】

主に鳩のフンに含まれます。感染するとインフルエンザに似た症状を発症し、発熱や筋肉痛を引き起こします。感染してもその症状は数週間ほどで収まるケースが多いですが、免疫力が低い高齢のかたや、お子さまは重い症状を引き起こすこともあります。

 

【オウム病】

「オウム病」という名前と異なり、鳩も感染している可能性があります。公園などでよく見かける「ドバト」が病原菌を保有している可能性は約20%。感染するとインフルエンザのような症状や肺炎、気管支炎などの症状を発症することがあります。

 

▼そのほかにこんな恐ろしい被害も…

鳩が持つ菌の種類は数多く、上記の「人獣共通感染症」以外にも、まだまだ恐ろしい被害を生む病原菌があります。ここでは鳩の菌をさらにクローズアップして、人間にも大きく影響する感染症の種類をご紹介します。

 

【サルモネラ食中毒】

集団食中毒の原因として、あまりにも有名な「サルモネラ菌」。鳩のうちの約2%はこのサルモネラ菌を保有している可能性があります。人間には鳩のフンから感染する可能性がありますので、注意しましょう。

 

【アレルギー】

鳩の羽や、乾燥したフンの粒子によってアレルギーを起こしてしまうこともあります。ときには喘息(ぜんそく)などの、重たい症状をともなうこともありえるでしょう。鳩のフンや羽根を処理することによって予防できます。自宅近くであれば対処しましょう。

 

【アレルギー】

「脳炎」は恐ろしい病気です。高熱や頭痛がその主な症状であり、時折嘔吐の症状も現れます。鳩から人間へは「コダカアカエイカ」を媒介に感染。後遺症が残る可能性もある危険な感染症です。予防するには蚊の対策と、予防接種をすることです。

 

【寄生虫による被害】

寄生虫は主にダニや昆虫です。かゆみなどの症状を引き起こし、重たい場合は皮膚炎などの症状になることもあります。鳩にあまり近づかないことが対策方法といえるでしょう。

 

▼鳩の菌による被害を未然に防ぐ方法

鳩の菌による被害を未然に防ぐ方法

 

「人獣共通感染症」や、そのほかさまざまな被害をもたらす鳩の菌。このような被害から私たちの身を守るためには知識を知り、対策をすることが特効薬です。鳩の持つ菌によって被害を受けないように、下記の2点を参考にしてみてください。

 

【このような場所には近寄らない】

鳩の菌による被害を避けるためには、鳩に近づかないことが最も適した対策方法です。鳩が集まる場所や、フンをしていくような場所は、主に下記のような場所です。

 

・湿度の高い場所

・鳩の巣穴やねぐらのすぐそば

・広い公園や広場、駅前

・橋の下、高架下

 

これらの場所は鳩が餌を求めて頻繁にやってきたり、フンをしていっても撤去がされていなかったりすることが多い場所です。上記の場所に近づかないようにすることで、鳩が持つ菌による、恐ろしい被害を予防することができるでしょう。

 

【家に侵入させないよう、対策をとる】

 

もし鳩が、自宅によく顔を出すようになってきたら要注意です。鳩はまず安全性を確かめ、そこから徐々に自分の縄張りを広げてきます。一度気に入られたら最後、鳩の駆除は困難を極めます。住処にされないうちに、早い段階で対処しましょう。

市販の鳩除けグッズは、鳩が住み着く前の初期段階では非常に有効です。ベランダの持ち手にテグスを張ったり、剣山を設置したり、鳩の嫌う成分の入った忌避剤(きひざい)を用いて対策をほどこしましょう。

 

▼もしもあなたの家で鳩被害が始まっている場合は…

万が一、すでにあなたの自宅に鳩が住み着いているとしたら危険です。鳩は縄張り意識と帰巣本能が非常に強く、一度決めた自分の住処を容易に変えようとはしません。一刻も早い対策をおこなうのが得策でしょう。その際は下記の点を参考にしてみてください。

 

【自分で鳩を駆除する】

難しい、といわざるを得ませんが市販の鳩対策グッズを使って、住みついた鳩を追い払うことは可能です。テグスや剣山ではなく強力な忌避剤や、鳩除けのネットを設置して鳩の侵入を阻みましょう。根気よく向き合うことが大切です。鳩の菌対策として、マスクの着用は必須といえます。

 

【駆除する際の注意点は、法律を守ること】

鳩の自力駆除をする際には注意点があります。それは鳩が「法律で保護されている鳥」だということ。具体的には鳩は「鳥獣保護法」で保護されている鳥類です。許可や申請なく傷つけてしまうと法律違反になってしまう可能性もあるので、駆除には細心の注意を払いましょう。

 

▼自力で駆除するのが難しいときは、迷わず業者に相談を

すさまじく強い鳩の縄張り意識と帰巣本能。自力での鳩駆除には、鳩の菌による感染症のリスクもあります。鳩の被害に悩んだときは、鳩駆除を業者に依頼することも選択肢の中に入れたほうがよいでしょう。業者への駆除依頼は、解決までの最短ルートです。

鳩駆除をするときは駆除の作業から、再発を防止するための予防策まで必要です、知識のある業者であれば鳩の行動や習性にも詳しく、適切な策を提案してくれるでしょう。もちろんフンの処理や衛生面も保証してくれます。

鳩駆除の業者を探すときには、ぜひ「相見積り」をおこなってみてください。相見積りとは、複数の業者に見積りを依頼する方法のこと。数ある業者の中から優良な業者を探し出すためには、欠かせない方法のひとつです。

生活に大きな被害をもたらす可能性のある鳩。感染症対策はもちろん、フン害や鳴き声による騒音に悩まされているかたも、同様に鳩駆除の業者依頼を検討してみてはいかがでしょうか?

 

▼まとめ

身近にいる鳩にも、じつは恐ろしい被害をもたらす病原菌が宿っています。この事実を知ってしまうと、あなたの鳩を見る目は変わってしまうかもしれませんね。しかし、病気になってからでは「後の祭り」です。できるだけ、鳩には近づかないようにしましょう。

万が一鳩を自宅近くで頻繁に見かけるようであれば、まず対策をおこないましょう。販売されている鳩対策グッズは、鳩が住み着く前の初期段階では非常に効果があります。自分での駆除作業が不安なかたは、業者への依頼を検討してみるのもよいでしょう。

平和の象徴である鳩は、私たちの生活にはすでに近すぎる存在です。共存するためには理解が必須。適切な距離感を心がけて、鳩の持つ菌で困ることがないように対策をしていきましょう。

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