鳩を駆除する方法完全版。これさえ読めばあなたも鳩駆除マスター!

鳩を駆除する方法完全版。これさえ読めばあなたも鳩駆除マスター!

 

平和の象徴といえば鳩ですが、そんな鳩のフンが玄関先や自家用車、ベランダなどに落ちていて不愉快な気分になったことはありませんか?

また、毎日多くの鳩がベランダに飛来して鳴き声に悩まされている方や、鳩が住み着いてしまいフンや臭いに困っている方など、鳩の被害に悩まされている方も多いのではないでしょうか。

今回はステップごとに、鳩からの被害状況の分類とその程度、そして自分でもできる対策、また鳩駆除の前に覚えておきたい法律などをご紹介していきます。鳩被害に悩んでいる方はぜひ最後までご覧いただき、鳩駆除の参考にしてみてください。

 

 

▼【ステップ1】鳩の状態と被害の内容を確認

駆除などの鳩対策をおこなう前に、鳩の被害レベルを確認しておきましょう。被害レベルに合わせた対策をおこなうことで、より優れた効果を発揮することが可能になります。手軽な鳩対策として有効なものが、忌避剤を使用する方法です。

忌避剤とは、鳩などの動物が嫌う匂い・味を発する薬剤のことで、これによって不快感を学習させ追い払うといった仕組みのものです。忌避剤にはスプレータイプ、固形タイプ、ジェルタイプがあり、被害の状況や設置場所に応じて選択をする必要があります。

 

【鳩があなたの家で「休憩」している】

比較的軽度の鳩被害で、主な被害は鳴き声、フン害です。移動中の通過点となっているだけですので、スプレータイプの忌避剤を使用することで鳩は近寄らなくなるでしょう。

ただし、スプレータイプの忌避剤は雨が降ると流れてしまい、効果がなくなります。固形タイプの忌避剤を設置するか、ジェルタイプの忌避剤を塗布することで、より効果を長く発揮させることができます。

 

【鳩があなたの家で「待機」している】

「休憩」よりも多くの鳩が集まる場所になっている可能性があります。鳴き声やフン害も、「休憩」と比較すると多く見られることでしょう。

鳩の移動ルートは決まっているため、一日に何度か通る可能性が高いです。鳩が飛び立ったタイミングで、鳩が留まっていた場所に対してスプレータイプ、ジェルタイプの忌避剤を塗布しておくといいでしょう。

 

【鳩があなたの家を「寝所」にしている】

家周辺の暖かい隙間などで鳩をよく見かけるようになり、鳴き声やフン害もより深刻になっている状態です。鳩にとって安心できる場所と認識されており、昼夜を問わず鳩が姿を現します。さらに、この状態で放置しておくと営巣をされる可能性もあります。

この場合は鳩の寝床となっている場所をきれいに清掃してから、ジェルタイプの忌避剤を塗っておくとよいでしょう。落ちているフンや羽をしっかり掃除してください。

 

【注意!鳩があなたの家を「営巣場所」にしている】

鳩が完全に居着いてしまった状態で、簡単に出ていくことはありません。長期間の滞在になり、それだけ被害も広がることでしょう。鳩にとって安全な場所だと認識されてしまっており、鳩の持つ縄張り意識や帰巣本能により、忌避剤も効果を発揮しにくいです。

営巣されてしまった場合、個人での対策は難しいです。業者への駆除依頼を検討したほうがよいでしょう。

 

▼【ステップ2】駆除する前に知っておきたい法律

【ステップ2】駆除する前に知っておきたい法律

 

鳴き声やフンによる鳩被害は、深刻な事態になる場合もあり、一刻も早く鳩を追い払いたいと考える方もいるのではないでしょうか。しかし、手っ取り早く鳩を追い払おうと鳩を傷つけたり、殺してしまったりすると、法律によって罰せられる場合があります。

 

【鳩は鳥獣保護法によって守られている】

鳩などの国内の野鳥は、「鳥獣保護管理法」という法律によって守られており、行政機関の許可なく捕獲等の接触をおこなうことは禁止されています。また巣にある卵やひなについても同様で、掃除をしようと移動させたりすることもできません。

また、鳩を追い払おうと物を振りかざしたりしただけでも、法律違反となる可能性があります。そのため、居着いてしまった鳩を自分自身でどうにかするのは難しいでしょう。

 

【鳩駆除の基本的な考えは「追い払う」こと】

鳩が定着する前の状態であれば、個人でも対策ができます。忌避剤や鳩除けネット等を使用することは法律に違反しませんので、定着してしまう前に十分な対策をおこなう必要があります。

 

▼【ステップ3】身近な鳩除けグッズを利用した駆除方法

個人でできる簡単な鳩対策のうち、家庭にある身近なものでできるものを、いくつかピックアップしました。専用の忌避剤と比較すると効果が一時的なものもありますので、忌避剤を入手する間の繋ぎとして利用するのもよいでしょう。

 

【光が反射するCD】

光の反射を嫌う鳥の習性から生まれた対策がCDです。不要なCDの穴にビニール紐などを通し、吊り下げておきます。効果は一時的なもので、光の反射があっても安全な場所と認識されてしまうと、効果がなくなってしまいます。

 

【磁石】

鳩には高い帰巣本能があり、それは地球の磁場を頼りに飛行しているためだといわれています。そこを利用して、磁石によって磁場を歪ませることで、方向感覚を狂わせようというのが狙いです。実際に、被害の初期段階であれは忌避効果も出る可能性があるようです。

しかし、個人で入手できる安価な磁石では地場への影響が小さい点と、鳩は地場以外に視覚も使って飛行していることから、あまり大きな効果は期待できないと思われます。

 

【ハッカ油】

さまざまなものに清涼感をプラスできることから人気のハッカ油ですが、実は虫よけにも使用可能だといわれており、鳩などの鳥類も、強いミントの匂いを嫌うためハッカ油は有効とされます。

水で薄め、鳩が留まる場所に吹きかけておきます。忌避剤より長く持ちませんので、こまめに吹きかけるとよいでしょう。

 

▼【ステップ4】忌避剤を使用して鳩を徹底的に駆除する方法

【ステップ4】忌避剤を使用して鳩を徹底的に駆除する方法

 

ステップ1で少し出てきましたが、忌避剤とは鳩などの動物が嫌う匂いや味をもつ薬剤のことをいいます。一般的にホームセンター等で入手することが可能です。

忌避剤には大きく分けてスプレータイプ、固形タイプ、ジェルタイプの3種類があり、被害の状況や設置場所に応じて選択をする必要があります。

 

【スプレータイプ】

虫よけスプレーのように使用でき、扱いが簡単です。効果は3~4時間と短いので、毎日鳩が来る前に吹きかけておくと効果が出やすいでしょう。ハーブ成分からなるものを選ぶと、人体に害が及びにくいです。

 

【固形タイプ】

防虫剤のように吊るしたり、ベランダの手すりなどに直接貼り付けたりして使用します。製品によりますが、効果は一カ月程度持続するものが多いです。雨などに濡れると固形の薬剤が溶け出してしまうものもあるので、できる限り濡れない環境で使用する必要があります。

 

【ジェルタイプ】

チューブ状のものやコーキングガンを使用して、鳩の留まる場所に直接塗布します。塗布をする際には、鳩のフン等を掃除してからおこなうと、より効果を発揮できます。

ジェル状なので、留まりに来た鳩の足に付着し不快感を与えます。ジェルを取ろうとくちばしで触れることで口に入り、さらに味覚でも不快感を与え、鳩に直接学習させるのがねらいです。

 

▼【ステップ5】ワイヤーや鳩除けネットで物理的に追い払う方法

忌避剤で追い払うのが難しい場合は、ワイヤーを張ったりスパイクを設置したりすることで、物理的に鳩が留まれなくする方法が有効です。

 

【ワイヤー】

ベランダの柵や手すりの上にワイヤーを張る方法です。ホームセンターなどで専用の商品が購入できるほか、釣り糸用のテグスを利用するのもよいでしょう。張る際のポイントとしては、ぴんと張るのではなく多少緩ませて張ることです。

鳩がワイヤーの上に留まった際も、グラグラと留まりにくい状態にすることができれば、留まるのに不向きな場所だと認識し場所を変えるでしょう。しかし、既に鳩が住み着いている状態ではあまり効果を発揮しません。

 

【スパイク】

全て樹脂でできたものや、針部分がスチール製のものなどがあります。鳩が留まる場所に直接設置し、留まること自体を防ぎます。留まること自体を防ぐため、ある程度高い被害レベルにも有効です。

 

【鳩よけネット】

ベランダ等に鳥よけネットを張り、完全に侵入をさせなくする方法です。開口部分を広範囲に覆うことができれば、鳩の侵入を100%防ぐことも可能です。

選びかたとしては、雨や日光への耐候性が高いか、鳥のくちばしなどへの耐久性が高いか、また網目の細かさ、避難経路を確保しやすいものかなどを考慮する必要があります。

そして、ネットを張る際に隙間が一切できないように施工する必要もあります。鳩は一度縄張りだと認識した場所に対する執着心が強く、小さな隙間からでも侵入できてしまうためです。

ネットを張ることは、鳩の侵入そのものを防止するものなので、高い被害レベルの場合にも有効な対策です。

 

▼鳩を駆除するうえで考えておいてほしいこと

仮に鳩を追い払うことができたとしても、鳩がやってくるということは、鳩にとって安全だったり、住みやすかったりと環境自体に何か理由があるのかもしれません。

 

【鳩がやってくるということは、環境に理由があるのかも】

ベランダに住み着く鳩は、より安全に過ごせる場所を探して巣作りをおこないます。ベランダに物などを置いていると隙間が多くできるため、鳩にとっては身を隠しやすい環境になります。物を減らしたりできる限り隙間を作らないなど、巣を作りにくい環境を作ることが大切です。

 

【鳩を本当に追い払うためには、駆除の継続も重要】

鳩が来なくなったからといって、ただちに鳩対策を止めてしまうのは好ましくないでしょう。鳩が寄り付きやすい環境だということは、他の鳩がまたやってくる可能性が高いです。鳩対策には継続することも大切なのです。

 

【自分ではどうにもならない!そんなときは業者依頼も視野に】

一度鳩が巣を作ってしまうと、鳥獣保護管理法にあるように自力での駆除は難しいものになってきます。駆除をする場合は業者への依頼をおこない、行政から駆除の許可を得る必要があります。またフン害がひどい場合も業者に依頼したほうが安全だといえるでしょう。

 

▼まとめ

今回は鳩対策を5ステップに分けてご紹介しました。

 

・鳩の状態と被害の内容を確認

・駆除するに前に知っておきたい法律

・身近な鳩除けグッズを利用した駆除方法

・忌避剤を使用して鳩を徹底的に駆除する方法

・ワイヤーや鳩除けネットで物理的に追い払う方法

 

また、鳩の駆除には駆除グッズの使用だけではなく、鳩がやってくる環境の改善などもおこなう必要があります。できる限り鳩にとって過ごしにくい環境を構築してみてください。

鳩が完全に居着いて、営巣をしてしまっている場合や、フン害などの被害が甚大な場合は、業者に依頼することも考えておきましょう。

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